① コイルにパルス電流を印加します。 ② パルス磁場がコイルより発生します。 ③ 離れた位置にある金属(ここではコンクリート中の鉄筋)が振動し、弾性波が発生します。 ④ コンクリート中を伝搬した弾性波をAEセンサで受信し解析します。 |
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原理イメージ |
① 離れた位置にある金属を振動させることが可能
鉄筋コンクリートのように埋設された鉄筋も振動させることができます。
② データの再現性に優れている
電磁力により一定の振動を加えるので、何度でも同じデータが得られます。
③ コンクリートと鉄筋の境界面の変化を検知
コンクリート中の鉄筋腐食やひび割れによる緩みを評価することができます。
・鉄筋やアンカーなどの定着部の健全性を評価できます。
・他にも、内部金属の振動を周波数解析することによりその状態(腐食)の変化を捉えることができます。
① 電磁パルス法を使用して、アンカーに弾性波を発生させます。アンカー周囲のコンクリートとボルト頭部に設置したAEセンサで弾性波を受信し、定着状況を客観的かつ定量的に評価します。 ② アンカー筋頭部端面から超音波を入射します。埋設部端面までの往復伝搬時間とアンカー筋の弾性波速度から、アンカー筋の長さを算出します。 |
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原理イメージ |
① 施工不良の検出性に優れている
接着系アンカーの接着量不足や、金属系アンカーの支圧力不足などの施工不良を検出できます。
② データの記録性・再現性に優れている
測定結果はデジタルデータで保存できるため、維持管理用台帳の作成や評価データの共有化が容易です。電磁力を使用するため何度でも同じデータが得られ、前回測定データとの比較による状態変化の捕捉が可能です。
③ 完全非破壊による測定
アンカーを電磁力で加振するため、打撃による損傷がありません。応力による疲労劣化が懸念される箇所の評価に最適です。
(注)
・診断に先立ち、施工要領に従って正しく施工した正規施工アンカーを測定して評価のためのデータを採取する必要があります。このデータを基準にしてアンカー定着状態(健全性)を評価します。
・正規施工アンカーのデータがない場合には、診断対象アンカーの中で特異なデータを示すアンカーを不良の可能性があるアンカーとして評価します。
動画でもご案内しております。 |
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測定装置(アンカーパルステスター) |
測定装置 | 受信波形と伝達時間差(マウスオーバーで拡大します) |
パルス磁場発生から弾性波がセンサに到達するまでの時間と鉄筋・センサの位置関係より、コンクリート内部の弾性波伝搬速度を測定します。
伝搬速度とコンクリート圧縮強度との関係により、圧縮強度を推定します。
① 完全非破壊による測定 電磁力により鉄筋を振動させる完全非破壊な技術です。テストハンマー(リバウンドハンマー)のようにコンクリート表面を傷つけることがないため構造物への影響が少なく、騒音の発生も抑えることができます。 ② データの再現性に優れている |
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動画でもご案内しております。 |
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(マウスオーバーで拡大します) |
電磁パルス法により、コンクリート中の埋設された鉄筋を磁気的に加振して、鉄筋自身から弾性波を発生させます。 その信号をAEセンサで受信し、解析することで鉄筋の腐食状況を診断します。 |
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原理イメージ |
① 完全非破壊による測定 電磁力により鉄筋を加振する完全非破壊な技術です。はつり作業が不要のためコンクリート構造物を傷めることがなく、調査時の振動や騒音が発生しないことから、周辺環境への影響を軽減します。 ② 高い適用性 ③ コンクリートと鉄筋の境界面の変化を検知 |
(注) ・現状、鉄筋腐食量の定量評価(何mm腐食しているかなど)はできません。(研究中) ・調査範囲の中で、コンクリート表面に伝わる弾性波が周辺と異なる特異な個所を劣化の可能性として4段階で定性評価するものです。 |
診断イメージと結果例 |
既存コンクリート構造物のコンクリート表面に施工されたモルタル仕上げ部に発生したひび割れが、モルタル仕上げ内で止まっているか躯体コンクリートまで達しているかを、超音波法で評価します。 | |
原理イメージ |
表面から入射された超音波は、コンクリート中の大きな骨材で散乱反射し多重反射信号として受信されます。
本手法では、コンクリート内部の散乱波の減少程度を、ひび割れ周辺の健全な部分とひび割れ部分で比較することで、ひび割れの深さを評価しています。
測定装置 | 測定状況 |
① 完全非破壊による測定 超音波を利用しているので、測定箇所を傷つけることがありません。 ② 測定可能範囲 |
動画でもご案内しております。 |
仕上げ材の表面から超音波を入射し、コンクリート躯体から反射される超音波を受信することで仕上げ材の厚さを測定します。 | |
原理イメージ |
測定装置 | 測定状況 |