鉄筋コンクリート構造物などで図面通りに配筋されているかの確認や、コア穿孔工事やアンカーなどの施工時に鉄筋の切断を防ぐために行います。
- 鉄筋の有無・鉄筋の本数・ピッチを確認したい。
- コンクリートに穴を開けたいので鉄筋の位置を知りたい(コアの採取、エアコンスリーブ、アンカーなど)。
- かぶり厚さを知りたい。
- 電線管の位置を知りたい。
一般的に配筋調査でもっとも使用されており比較的手軽に配筋調査が可能です。
当社では「コンクリート構造物の配筋探査技術者資格認証者」による調査を行います。
- 配筋探査状況(電磁波レーダー法)
- 測定結果
- 電磁波レーダー測定装置
- ・約30cm程度の深さまでの鉄筋の有無・本数・ピッチなどが分かります。
- ・およそのかぶり厚さが分かります(含水率により左右される)。
- ・金属製管以外の電線管を探すのは苦手です(場合によっては検出可能)。
- ・鉄筋径は検出不可です。
- ・狭いところ(装置が動かせないところ)では使用できません。
約10cmの深さまでしか適用できませんがかぶり厚さ・鉄筋径の推定が可能です。
当社では「コンクリート構造物の配筋探査技術者資格認証者」による調査を行います。
- 配筋探査状況(電磁誘導法)
- 測定結果
- 電磁誘導法測定装置
- ・約10cm程度の深さまでの鉄筋の有無・本数・ピッチなどが分かります。
- ・かぶり厚さ・鉄筋径が推定できます。
- ・金属製管以外の電線管を探すのは苦手です(場合によっては検出可能)。
日本建築学会「建築工事標準仕様書・同解説 JASS 5 鉄筋コンクリート工事2009」において、これまで主に、型枠脱型後の外観検査によって確認されていた構造体コンクリートのかぶり厚さについて、新たにかぶり厚さ不足の兆候が認められた場合、JASS 5 T-608:2009「電磁誘導法によるコンクリート中の鉄筋位置の測定方法」または、同等の精度で検査を行える方法に従って、鉄筋位置を測定することが規定されています。
PF管やCD管などの電線管や非金属の埋設物などの有無を知りたい場合は、X線による撮影を行います。
- 配筋探査状況(レントゲン撮影)
- フィルム設置状況
- 測定結果
- ・約30cm程度の深さまでの鉄筋の有無・本数・ピッチなどが分かります。
- ・電線管や非金属埋設物の状態が分かります。
- ・反対側にフィルムが貼れないと撮影できません。
どうしても正確なかぶり厚さ・鉄筋径を知りたい場合には、鉄筋をはつり出します。
はつり出すことで正確なかぶり厚さ・鉄筋径がわかります。同時に鉄筋の腐食状況やコンクリート中性化深さも測定出来ます。
- はつり出す前に配筋探査を行い位置決めを行います。
- はつりだした鉄筋のかぶり深さ測定状況
- かぶり厚さだけの測定だけだとドリル穴を開けての計測も可能です。
- はつりだした鉄筋の鉄筋径測定状況
- はつり出した箇所の中性化深さ測定・鉄筋腐食状況も確認可能です。
- 破壊検査のため補修が必要となりますが当社では、はつり後の補修・塗装まで一括で行います。
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